どれほど優れた断熱工法を用いても、肝心の開口部の性能がしっかりしていなければ意味がありません。なかでも窓から失われる熱は家全体の約46%にもなるといわれており、夏涼しく、冬温かくというだけでなく、均一な温度を保ち、「暑さ」「寒さ」を感じさせない快適な空間をつくるためには、熱の出入りの最も激しい「窓」に断熱機能を持たせることが大切です。
わいけい住宅が標準採用しているのは、「木製サッシ(外部は樹脂でカバー)+ペアガラス」もしくは「樹脂サッシ」です。熱を伝えやすいアルミに代わって、熱を伝えづらい樹脂(アルミ材の1000分の1)を窓枠だけでなくガラス端部にも採用することにより、気密性・断熱性能を向上させ、内外の気温差を無くして窓周辺部の結露を極力抑えます。また従来のアルミサッシでは、外壁とサッシ、サッシと窓ガラスなどの接合部分に目に見えない小さな隙間が存在するため、冬の隙間風の原因になったり、遮音性を妨げる原因になったりしていましたが、気密性の高い樹脂サッシにすることで、同時に遮音性能もアップ。安らぎの場である室内を外の騒音から遮り、しかも室内の物音も外に漏らしにくいプライベート空間を実現しました。