一般に流通しているほとんどの畳が「化学畳」であることを知っていますか?
天然素材であるワラを使用した畳は、JIS企画で防虫処理が義務づけられていますが、
防虫処理に使用されている薬剤は規制されていないのが現状です。
多くは有機リン酸などの劇薬が使われています。真新しい畳の青い色も、
化学染料によって着色されているものが少なくありません。
また、畳表だけでなく、一般的な畳は、畳内部にもスタイロなどの石油製品が使われているものがほとん
どです。
「ゼロ宣言の家」では、畳の原材料である「イグサ」を育てる土からこだわり、
生体エネルギーを応用してイグサを栽培している九州の生産農家と提携し、
イグサの生産から畳表まで一貫して製造してもらっています。
よく畳の上で赤ちゃんを寝かせると熟睡するという話を聞きますが、
本物の畳には「フィトンチッド」やバニラに含まれる「バニリン」などの香り成分が含まれており、
森林用と同じ効果があるといわれています。
また、室内の二酸化炭素やホルムアルデヒドなどを取り除き、空気を浄化する作用もあります。