小林麻央さんで改めて注目されたがん治療ですが、がん免疫薬「オプジーボ」が
日本で門戸が大きく開きます。
胃がん治療の承認も下りる見通しです。
胃がんは日本人に多く年間13万人が胃がんと診断されます。
また若年層のガンの進行はとても速いのは事実で、転移も速いです。
増殖スピードが速い進行性患者を対象に「オプジーボ」が使えることになりますが、
現状で「オプジーボ」は大規模病院でしか使用が認められておらず、
実際に使える患者は1万人のうち数%程度。
免疫に作用する薬なので、突然大きな副作用がでる可能性もあります。
これまでのがん治療は手術、放射線療法、化学療法が3本柱とされてきました
そして、近年になって研究が進みがん治療の4本目の柱となったのが、がん免疫療法です。
化学療法や放射線療法は、がん細胞を攻撃する際にがん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃するため
副作用が強く出ることがあります。一方、免疫療法は、直接がん細胞を攻撃するもので
患者自身のがんを攻撃する機能(免疫機能)を高める薬剤として
承認認可された薬剤が「オプジーボ」なのです。
賛否両論はあると思いますが、まだまだこれが日本の現実。
ガン医療の最先端の話でした。